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梅崎由起子の藍染めの日々

梅崎由起子の活動をお知らせするページ


by umezakiyukiko

日々

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今日は京都へ「驚くべき学びの世界展」を見に行ってきました。
これは、10年ほど前に東京のワタリウム美術館で開催されていた「子供たちの100の言葉」展とつながっています。

子どもたちの100の言葉(レッジョ・エミリアの保育実践について)

でも、百はある。


子どもには 
百とおりある。
子どもには
百のことば
百の手
百の考え
百の考え方
遊び方や話し方
百いつでも百の
聞き方
驚き方、愛し方
歌ったり、理解するのに
百の喜び
発見するのに
百の世界
発明するのに
百の世界
夢見るのに
百の世界がある。
子どもには
百のことばがある
(それからもっともっともっと)
けれど九十九は奪われる。
学校や文化が
頭とからだをバラバラにする。
そして子どもにいう
手を使わずに考えなさい
頭を使わずにやりなさい
話さずに聞きなさい
ふざけずに理解しなさい
愛したり驚いたりは
復活祭とクリスマスだけ。
そして子どもにいう
目の前にある世界を発見しなさい 
そして百のうち
九十九を奪ってしまう。
そして子どもにいう
遊びと仕事
現実と空想
科学と想像
空と大地
道理と夢は
一緒にはならないものだと。

つまり
百なんかないという。
子どもはいう
でも、百はある。

ローリス・マラグッツィ (田辺敬子 訳)


 これは、現在、世界で最も注目され、評価の高いレッジョ・エミリア保育の創設者の一人であるローリス・マラグッツィの詩です。


近年、世界最高水準の教育実践として注目を集めているレッジョ・アプローチの起源は、第二次世界大戦直後の北イタリア、レッジョ・エミリアで、村の人々が戦車や軍用トラックを売り払い、手作りで始めた「自分達の学校」でした。そこにローズ・マラグッティ(1920‐1994)という素晴らしい教育者が加わり、独自の方向性とinspirationを与え開花していきました。

最大の特徴はアートの創造的経験によって子供の可能性を最大限に引き出しているところにあります。
子供たちの「驚き」を受け止め、大切に育て、そこから新しいプロジェクトを生み出していきます。こどもたちを予定された結論に導くのではなく、教育者も常に新しい発見を求められます。つまり、子供と教育者がともに冒険旅行をするのです。

今回の展覧会では、レッジョ・アプローチが2000年以降に取り組んでいる最新の試み、現在進行形のプロジェクトを中心に紹介いたします。「場所と対話」「モノ(素材)との対話」「書くことの魅力」「光線」など、レッジョらしい自由さ、社会性、柔軟性に富んだものを作り上げます。

そして、レッジョの取り組みを見る時、アートと人の純粋で刺激的な関係が浮かび上がってくるのです。
(チラシ抜粋)

みんな子供の時代があって大人になっていきました。
子供時代にこのような経験をした子はどんな大人になっているのかとっても興味がわきます。
また、自身が子供の時に感じた感動やすべての事に対する感覚が一体どんなのだったんだろう?
と考えてもしょうがないんだけど、ふと思い出したくなってしまいました。

今、生きているすべての小さい人達がその感覚を受け止めてくれる環境と大人達に出会えますようにと願いたい気持ちになりました☆

明日19日まで、お時間ある方はぜひお出かけください♪
by umezakiyukiko | 2011-09-18 21:22